【絵本】ふわもこねこ 「 ぼくはひつじだよ 」

 

 
つぎのひのあさ、ちょっとした じけんが おこりました。
 
 
いちばん やんちゃな ひつじが、げんきいっぱいに はしりまわり、そのいきおいで さくを こわしながらも とびこえ、そとへ でてしまいました。
 
 
それにきづいたクロは、いそいで おじさんを よびにいきます。
 
 
そのようすを みていた メーくん。
 
 
「ぼくも とびこえてみよう!」
 
 
いっせーのーで! ジャーンプ!
 

 
 


 
 
 

さすがは ネコのメーくん。
 
 
かるがると さくを とびこえてしまいました。
 
 
やんちゃひつじの あとを おいます。
 
 
ところが、すぐに おじさんとクロが やってきてしまいました。
 
 
おじさんが、もとのばしょに もどるようにと、やんちゃひつじを よびました。
 
 
どうじに、クロも ひつじを おいかけます。
 
 
やんちゃな ひつじでは あるけれど、おじさんとクロが だいすきなこです。
 

 
 


 
 
 
 

つれもどしにきた おじさんたちに、すなおに したがいます。
 
 
メーくんも つれもどしてくれるのを まっていましたが、おじさんは あまり きにしていないようです。
 
 
メーくんは、おなじように してもらえなくて、かなしい きもちになりました。
 
「ぼくも ひつじなのに・・・」
 
しょんぼり おちこむ メーくんをみて、おじさんは メーくんを だきあげ、いいました。
 
 
「おまえは とくべつな こだよ」
 
 
メーくんは、そのことばが きけて、もう じゅうぶんでした。
 

 
 


 
 

あんしんしたら、おじさんの てが とてもあたたかくて きもちがよくて、ちからが ぬけてきました。
 
 
あさ おきたばかりだというのに、メーくんは そのまま ねむってしまいました。
 
 
 
 

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